看護研究と倫理指針

看護研究で参照すべき倫理指針としてまず取り上げられるのが、
国際看護協師会から出ている 『看護研究のための倫理指針』

http://www.nurse.or.jp/nursing/international/icn/definition/data/guiding.pdf
ですが、実はそれ以外にも大事なものはたくさんあります。
ひとつは、メルマガNurseShipでも取り上げた 『ヘルシンキ宣言』

■ Nurse Ship 第25号 臨床研究登録制度
http://tomotakiai.blog53.fc2.com/blog-entry-199.html

他には、厚生労働省から出ている 『臨床研究に関する倫理指針』。
この「臨床研究」の定義に看護が含まれています。

http://www5.cao.go.jp/seikatsu/shingikai/kojin/20050127kojin-sanko2-6.pdf
以下、倫理指針より抜粋です。

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3 用語の定義
(1)臨床研究
医療における疾病の予防方法、診断方法及び治療方法の改善、疾
病原因及び病態の理解並びに患者の生活の質の向上を目的として
実施される医学系研究であって、人を対象とするもの(個人を特定
できる人由来の材料及びデータに関する研究を含む。)をいう。
< 細則>
「医学系研究」には、医学に関する研究とともに、歯学、薬学、看護学、
リハビリテーション学、予防医学、健康科学に関する研究が含まれる。

----------------------

もうひとつは、『疫学研究の倫理指針』です。
たくさん紹介されていてまとまっているページをこちらでは紹介します。

http://www.jichi.ac.jp/ethics/



研究倫理というと「インフォームドコンセント」をイメージしやすいと
思いますが、実際に研究を実施する上で考慮しなくてはならないことが
記載されてあるので、けっこう大事です。


・ 研究実施に関連してどういう文書をそろえるのか
  どういう内容を記載しておくべきなのか

・ 研究対象者への説明文書に記載すべきことに漏れはないか

・ どのタイミングでどのようなことをどのような媒体を使って
  研究の対象者/参加者に伝えるのか

・ 研究に参加したことによる不利益に対する保障はどうするのか

・ そもそも、どの倫理指針に従うべき研究なのか


というのを研究スタート時にちゃんと考えておかないと、研究全体の
仕組みづくりに影響するからです。




看護研究をする場合に準ずるべき倫理規程は看護協会が出しているもの
だけでは決してないので、今後の動向は要チェックです!

研究倫理を体系的に理解できるような場もまだまだ少ないと思うので、
そういった側面も、教育体制として今後充実したらいいなーって
思う日々です。
 
  1. 2008/11/15(土) 20:47:41|
  2. 看護分野の研究
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