別のところで、『これから臨床研究を始める看護師さんにオススメの本』
ということで、少しまとめる機会があったので、こちらにも残しておきます!
1)
川村佐和子.現場発想の看護研究―その視点と方法 第2版,
日本看護協会出版会, 1996.研究するときに必要なこと、大切な考え方がシンプルに全部つまっています.
研究の計画、進め方、実際、まとめ方、まんべんなく書いてあってわかりやすいです.
そして、タイトルにもあるように " 現場発想の看護研究 " 、現場で研究するときの
働いているときの感覚と研究にするときの感覚、両方の視点で書いてあるところが、
私がこの本を好きな理由です.
2)
東京大学医学部保健社会学教室 編.保健・医療・看護調査ハンドブック 第6版,東京大学出版会,2002." ハンドブック "とあるように、調査をするときにまず考えなくてはならないことの概要を
網羅してあります.とくに、はじめて調査に臨む人にはオススメです.
具体的には、データの集め方から調査票の作り方まで、実際に研究を進めていくうえで
きをつけなくてはならないポイントが記載されています.
また、研究のテーマ領域別に、どのような視点で調査を進めていけばいいのか?という
ことを、シンプルにまとめてくれているので、こういった情報もとっても役に立つと思います!
3)
操 華子,松本 直子 著.臨床看護研究の道しるべ,日本看護協会出版会,2006.臨床看護師が研究をするときに、まさに " 道しるべ " となる本.
類似するコンセプト、内容の本はたくさん出版されていますが、中でも私はこの本が好き
です.
研究デザインに関してはそこまで深く触れられてはいませんが、臨床看護師たちが研究に
関わっていく中で、誰もが「これってどうしたらいいんだろう・・・」と思うことがちりばめられ
ています.
全体として抽象的な内容のところもありますが、それでも実際に研究を進めていくうえで
指針になることが網羅されている本です.
4)
下山 晴彦,能智 正博 編.心理学の実践的研究法を学ぶ (臨床心理学研究法 第 1巻) (臨床心理学研究法 第 1巻) 第1版,新曜社,2008.心理学の本ですが、これをそのまま " 看護学 " と置き換えて読むことができます.
実践と研究の関連、実践の科学である学問における実践と研究の位置づけ、これらを
簡潔明瞭に説明されているところが、私が一番好きな理由です.
また研究の方法論(研究デザイン)の概要も全体的に網羅されていて、質的研究・量的研究の
両方の全体像を理解するにも役立ちます.